日本人の起業に対する意欲は低下していると言われるが、一方中国人は起業意欲が旺盛だ。競争が激しい中国において、企業が生き残るのは決して容易ではないが、多くの企業が生まれ、死んでいくという多産多死のもと、競争を勝ち抜いた企業のなかにはグローバルに事業を展開するほど成長を遂げた企業も存在する。

 日本は中国に比べ、起業数は少ないものの、「長寿の企業の数」では圧倒的に上回っている。なぜ日本は長寿の企業が多く、中国は少ないのだろうか。中国メディアの今日頭条はこのほど、日本は人間のみならず、企業の視点から見ても長寿大国であると伝え、企業が長く生き残ることができる秘訣について紹介している。

 東京商工リサーチによれば、日本には2017年時点で社歴が100年を超える企業が3万3069社もある。さらに、個人商店なども含めれば、5万社を超えるとの見方もあるなか、記事は「日本には578年に創業された1400年を超える歴史を持つ「金剛組」という企業もある」と伝える一方、中国には100年以上にわたって生き残る企業は数える程度しか存在しないのが現実だと伝えた。

 続けて、日本に長寿の企業が数多く存在するのは、長寿の企業が「人を育てる、そして短期的な利益を目標にしていないこと」、「本業に集中すること」、「常に改善や改良を続けていくこと」を重視しているためだという見方があることを紹介し、こうした長寿企業の経営哲学は中国企業にとっても大いに参考となると伝えた。

 確かに中国では、いかに短期間で大きな利益をあがられるかを考える企業は少なくない。また、手っ取り早く儲けるため、株式投資や不動産投資などの財テクに走る企業も多い。利益の追求だけではなく、いかに社会の役に立つかという点を追求していけば、中国企業も自ずと長寿になっていくのではないだろうか。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)