2016年に日本を訪れた中国人外客数は前年比27.6%増の637万人に達したが、13億人を超える中国の人口を考えれば、訪日客の数は中国の人口のごく一部であることがわかる。つまり、今後も訪日中国人客の増加が見込めるなか、日本を訪れた中国人は何を体験し、日本に対してどのような思いを抱くのだろうか。

 中国メディアの今日頭条はこのほど、日本を訪れるまでは「日本は中国にとって恨むべき国」だというイメージを抱いていたという中国人の手記を掲載し、実際に訪日したことでこのイメージに大きな変化が生じたことを伝えている。

 この手記が書かれたのは中国に帰国して1カ月ほどが経過した頃だったというが、手記には日本滞在中に印象に残ったことがたくさん書かれている。たとえば、日本で利用した公共交通機関はいずれも時間に正確だったこと、夜更けになって人がまばらになっても不安を一切感じずに済むほど治安が良いことなどだ。

 また、飛行機の到着が遅れたことが理由で、ホテルのチェックインの時間が深夜になってしまったというが、ホテルのスタッフは非常に温かく迎えてくれたと紹介。ほかにも、日本の街にはゴミがまったく落ちていなくてきれいなことや、食べ物が美味しいこと、さらに日本の景色がすばらしいことや公共の交通機関が非常に便利であることなどを紹介している。

 一方で記事は、日本のコンビニで成人向け雑誌が販売されていたことに驚いた様子。中国では基本的に性産業は法律で厳しく規制されているため、成人向け雑誌も販売されていない。「日本ではどのコンビニにも様々な雑誌に加えて、成人向け雑誌が置かれている」のは、日本人が結婚せず、子どもを産まなくなっている問題を象徴している光景に映ったようだ。

 この中国人にとって、初めての日本は様々な驚きと感銘に満ち溢れていたようだが、「日本は中国にとって恨むべき国」というイメージは一変したようで、たくさんの写真と共につづられた旅行記からは、日本滞在が楽しい思い出に満ち溢れていたことが見て取れた。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)