招商銀行(本社:中華人民共和国広東省深セン市)は今月16日、初音ミクデザインの銀聯カード(中国版クレジットカード)の発行受付を開始した。
 
 同カードは「AR機能」を搭載しており、招商銀行の専用アプリを起動してカードにカメラを向けると、3Dの初音ミクが現れる機能を搭載している。
 
 初音ミクは、歌詞とメロディーを入力して誰でも歌を歌わせることができる歌声合成ソフトウェアとして、2007年8月に日本で発表されたバーチャル・シンガー。今年で誕生10周年を迎え、キャラクターとしても人気を集めており、海外にもファンが多い。中華圏での最初のライブは2012年の香港公演で、2015年以降は、北京や上海などでの音楽イベント出演や単独ライブ、ツアーが毎年継続して開催されている。
 
 招商銀行は、1987年に設立された中国初の完全株式制の法人企業で、中国国内で初めてフィンテックの分野に参入した銀行としても知られている。頭取の田惠宇氏は「未来の発展はフィンテック(ファイナンス+テクノロジー)にあり」と明言しており、新技術に対する理解も深い。また同行は、これまでにも多数のデザインカードを展開した実績があり、「SNH48」や日本の漫画、NBAなど、主に若年層をターゲットに様々なジャンルとコラボレーションをしている。全日空、JCBとの提携カードを発行していることから、在中日本人からの認知度も高い。

 現在、この銀聯カードを申請できるのは中国居住者に限られるが、フィンテックとジャパニーズカルチャーの融合が生み出す相乗効果は、日本からも強い関心を集めそうだ。(編集担当:小原彩子)(イメージ写真:illustration by iXima (c)Crypton Future Media, INC. www.piapro.net piapro)