日本版GPS衛星と呼ばれる「みちびき」3号機が19日午後に種子島宇宙センターから打ち上げられ、予定の軌道への投入に成功した。日本は6月に2号機の打ち上げを成功させており、秋に予定されている4号機の打ち上げに成功すれば、衛星測位システムの本格的な運用が始まる見通しだ。

 現在、世界に存在する衛星測位システムは、米国が運用するGPSと中国の北斗、ロシアのGLONASS(グロナス)、欧州のGallileo(ガリレオ)の4種類だが、中国メディアの今日頭条は20日、日本の衛星測位システムの精度は中国の北斗を大きく上回る可能性があると警戒心を示す記事を掲載した。

 記事は、日本は誤差の小さい衛星測位システムの構築を進めていると伝え、その誤差はGPSの数メートルに対し、「数センチメートル」にとどまる見通しだと紹介。さらに日本は2018年から本格的な運用を行う予定であることを伝え、日本の衛星測位システムの精度は「中国の北斗を凌ぐ」と指摘した。

 続けて、中国の軍事専門家の見解として、日本版GPSは米国のGPSシステムを補足するし、1基は赤道上空の静止軌道を飛行するのに対し、残る3基が8時間ごとに日本上空を絶えず飛行することになると紹介。

 これによって日本版GPSの精度はセンチメートル級となると紹介、「その精度はもはや軍用レベル」だとし、仮に日本が弾道ミサイルを発射する場合はかなりの精度で目標に誘導することができるだろうと伝えている。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)