もち米を加工して作る餅や団子は日本で広く親しまれている食べ物だが、もち米も含めた稲作は中国大陸から日本に伝わったものであるため、餅を作って食す文化はアジア各地に存在する。

 中国は近年、自国発祥の文化が韓国などに奪われるケースが相次いでいるためか、日本の餅を食す文化についても「盗まれた」と感じる人がいるようだ。中国メディアの今日頭条は15日、「日本旅行の際に食べたおやつに非常に腹が立ってしようがない」という記事を掲載し、中国人の大学生が夏休みを利用して日本を旅行した際の出来事を紹介した。

 記事によれば、この中国人は旅先の日本で「非常に手馴れた手つきで団子を作っていた団子屋を見つけた」ため、興味を抱いて店に入ったところ、店主から「日本古来のおやつだ」と紹介されたという。しかし、中国にも日本の団子と同じようなおやつがあり、それにもかかわらず店主が「日本古来のもの」と説明したことが気に食わなかったらしい。

 記事は、日本における団子の作り方を写真と共に紹介している。見たところ団子は草餅にきな粉をまぶしたような形状だが、中国に伝わる餅を使ったおやつは「数千年の歴史がある」とし、「中国のおやつを改良したくせに、自分達が発祥だと言い張るなんて腹が立つ」と主張した。

 これに対して、中国のネットユーザーからは、「そもそもアジアの軽食文化は非常に似ていて、餅を使ったものは非常に多い」といった意見が寄せられている。コピー大国中国という汚名をきせられている中国からすれば、少しでも「似ている」と思えるものがあれば指摘したい気持ちがあるのだろう。だが、ネットユーザーも指摘しているとおり、餅を使ったおやつは、中国や日本に限らず、アジア各地に存在するものだ。いずれにせよ、この中国人学生は、日本人が中国高速鉄道に対して抱いている腹立たしい感情が、少しは理解できたのではないだろうか。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)