中国では今なお反日感情が存在し、日系車を購入することが批判の対象となることも多々あるようだが、実際には日系車の販売は非常に好調だ。こうした好調ぶりについて、中国メディアの今日頭条は14日、「中国人はもはや日本を恨むことをやめてしまったかのようだ」とする記事を掲載した。

 2017年7月の中国市場における日系車の販売台数について、記事は「どのメーカーもみな売り上げを伸ばしている」とし、特にホンダが昨年同月比11.6%増のし11万3803台に達したと紹介。またトヨタは同11.4%増の10万8900台、日産は同14.2%増、マツダも同7.1%増と好調だったことを紹介した。

 数年前まで伸び悩んでいた日系車だが、ここにきて売り上げが好調となっている理由について、記事はいくつかの理由を挙げている。まず1つ目に「中国の消費者が成熟してきたこと」を挙げ、現在でも依然として反日感情はあるものの、以前に比べたら落ち着いていて、「消費者が理性を持つようになり、以前のような盲目的な愛国心はなくなった」とした。

 また他の要因としては「韓国車に対する需要が日系車に流れたこと」もあるとし、中韓関係の悪化と韓国車の競争力低下を背景に、日系車は韓国車の売り上げを奪ったと主張。それによって韓国車は中国における競争から脱落したとした。

 中国市場の乗用車の販売シェアを見ると、中国車が1位、2位がドイツ車、3位が日系車という順位は16年と同じだが、日系車は昨年より売り上げを伸ばしている。これは中国人消費者が「日系車のデザインや技術を評価している」ということであり、反日感情とは別に商品として理性的に評価している証拠だと言えるだろう。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)