日本車は実用的で耐久性が高く、その割に価格が手頃であるとして海外でも人気が高い。しかし中国では価格面では中国車のほうが安く、日系車は中国人が好むような派手さがないという指摘もある。また、歴史問題や政治的要因など不利な点があることは否めない。

 それでも日系車は中国市場でシェアを伸ばしており、特に広東省では日系車の人気が高く、街中が日系車だらけなのだという。中国メディアの今日頭条は15日、広東省における日系車の人気の理由について分析する記事を掲載した。

 そもそも、広東省ではどのような日系車が人気なのだろうか。記事によれば、中高級セダンの「マークX」や「カムリ」、「レクサスES」が3大人気車種だという。いずれもトヨタ車であるところが興味深い。マークXは生産終了になるとの情報が流れたことで再びブームとなり、カムリは正式販売前から輸入されて販売されていたこと、レクサスは特に深セン市での人気が高く、ドイツの高級車よりも好まれているという。

 では、広東人はなぜ日系車を好むのだろうか。記事によると、彼らはほかの省の中国人と異なり、もともと「クールで落ち着いている」のだという。そのため車選びに実用性と燃費を重視していると分析した。また、香港でも日系車の人気は非常に高く、広東省は香港やマカオの影響を色濃く受けた地域であるがゆえに、広東省でも日系車が愛されるようになったのではないかと推測した。

 中国でも一二を争う豊かな省である広東省において日系車が人気とは嬉しい限りである。中国人は大きくて派手な自動車を好む傾向にあるとされるが、日系車の良さのわかる人も多いようだ。今後も中国では南方を中心に日系車の売り上げが伸びていくに違いない。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)(イメージ写真提供:(C)ducksmallfoto/123RF)