世界的に見て治安がいいとされる日本の首都・東京。確かに日常生活において身の危険を感じるようなことはとても少ないが、だからと言って全く事故や犯罪が起きていない訳ではない。中国メディア・今日頭条は15日、東京で最も多く見られる犯罪について紹介する記事を掲載した。

 記事はまず「英国で2015年に発表された世界で治安のいい都市ランキングで、日本の東京が1位、大阪が3位に入った。このランキングはデータのセキュリティ、衛生面での安全、インフラ面の安全、個人の安全といった指標から出されたものだ」と紹介する一方、「日本は世界が認める安全な国。しかし、本当に安全なのか」と疑問を提起した。

 特に「世界最多の人口と非常に高い人口密度を持つ東京は、日本の中で犯罪立件数が最も多い都市だ」と指摘。そのうえで、東京都内で最も多く見られる犯罪が自転車の窃盗であり、最も多い世田谷区をはじめ、江戸川区、大田区、練馬区で多発地帯していると伝えた。また、自転車の窃盗に次いで多い犯罪は万引きで、以下詐欺、占有離脱物横領、暴行、車上狙い、傷害、オートバイの窃盗、空き巣、スリの順になっているとした。

 記事は「日本で自転車に乗っていると、しばしば警察官に本人名義の物かのチェックを受ける。多くの留学生は卒業していく先輩から自転車を譲り受けるが、その際に証明書の引き継ぎもしておかないと、出所不明の自転車として扱われる可能性が高まる」と指摘。中国人留学生も自転車にまつわるトラブルに巻き込まれる可能性があることを伝えている。

 また「バブル崩壊以降、日本は物的にも精神的にも貧しくなり、治安が悪くなったと感嘆する日本人もいる。近ごろ、横浜の中国人留学生姉妹が殺害され、北海道では中国人女性が行方不明になっている。中国人の日本での安全問題に関心が集まっている」とし、日本に滞在する中国人に注意を呼びかけた。

 中国のネットユーザーからは「自転車の窃盗など、わが国では日常茶飯事すぎて犯罪のうちに入らない」といった内容の感想が少なからず寄せられた。そこからは日中両国における、自転車泥棒に対する考え方の違いがはっきりと伺える。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)