日本に住んでいるとなかなか気づかないものだが、中国人からすれば日本には人の心を打つ配慮や工夫があふれているようだ。中国メディアの捜狐は8日、「日本は好きではないが、感動させられた」ことを紹介する記事を掲載した。

 この記事の中国人筆者はまず、「自分は決して日本が好きではないし、日本賛美を意図しているわけではない」と前置きしたうえで、日本での体験から中国の生活がいかに「大雑把」であるかを痛感したという。そこで、中国の生活を変えるためにも「感動させられた日本の細かなところ」を知ってほしいと数多く紹介している。

 その1つが、定番の「温水洗浄便座」だ。日本は公衆トイレでも温水洗浄便座が普及しているが、トイレにおける中国と日本の差は「少なくとも数十年」はあると紹介。日本製品を勧めることを愛国の観点からためらう中国人もいるが、筆者は「中国人の尻は高貴なのだから良いいだろう」とユーモア交じりに伝えた。また、コンビニのレジ下に手洗いが設置されていること、小さな飲食店でもベビーチェアが置いてあること、駅にコインロッカーがあることなどを紹介、生活を便利にしてくれる様々な設備に感心しきりの様子だ。

 また、利用者に寄り添った親切な設計として、目的ごとに大きさや形状の異なる「絆創膏」を挙げた。さらに、新幹線では座席に禁煙マークとごみ箱や自動販売機の位置の案内があったこと、バスには降車ボタンが車内のどこからでも押せるよう多数設置されていることにも感心したという。これは高齢者にも便利で、ほんの少しの危険でも減らすためには余分の手間を惜しまない証拠だと絶賛した。どんなに混んでいても降り口まで行かなければボタンがなく、壊れていることも多い中国のバスとは大きな違いだ。

 さらに、生活上の配慮ではないものの、日本の高齢者は中国と比べて「おしゃれで優雅」だと感心している。日本では、80歳のお年寄りもお化粧をしてカフェでくつろぐが、中国では「年寄りは年寄りらしく」というルールに縛られていると日本との違いを改めて強調した。

 こうした生活の端々に見られる工夫や親切設計は、大陸気質の中国ではなかなか見られないことだ。細かな気配りや親切設計という点においては、日本が世界に誇れる点だと言えるだろう。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)