児童誘拐が年間20万人と推計される中国。保護者の多くは自分の子どもを誘拐から守るため、小学生でも低学年のうちは毎日登下校の送り迎えをしている。それゆえ、日本の小学生たちの通学風景を目の当たりにした中国人は驚きを隠せないようだ。中国メディアの今日頭条は10日、「子どもたちだけで自主的に通学できる日本は世界一安全な国」だと驚きを示す記事を掲載した。

 中国人の保護者にとって、子どもの学校への送り迎えを繰り返すはとても疲れることだろうが、誘拐が多い社会において、子の安全の為には決して疎かにできない日常だ。しかし、日本では小学生だけで登下校することができる事実は、「日本が世界一安全で、安全制度や保証制度が整っている」ことを表しているとした。

 たとえば、日本は街角にスクールゾーンの表示があり、子どもの登下校の時間帯は車両の通行を禁止しているので、小学生たちは安心して通学路を歩くことができるとしたほか、「小学校の学区も徒歩で通学できる」ように定められているので、子供が道を覚えれば親にとっては送り迎えの心配が要らないとした。

 記事は日本は通学路の安全を守る制度が整っているゆえに、子どもたちだけの登下校が可能なのだとし、中国の未来を担う子どもたちの為に日本から学び、社会秩序を守っていかなければいけないとした。

 世界一の人口を誇る中国。日本人にとっては道路を横断するだけでも初めは苦労する。日本では歩行者が優先されるため、車が自発的に停車してくれるが、中国では車優先であるため車が停車してくれるだろうと思っていると、痛い目に遭いかねない。こうした雑踏と喧騒のなかを子どもだけで歩かせるなど、確かに想像するだけで恐ろしいことだ。児童誘拐以外に交通の安全面でも問題が多く存在する中国からすると、子どもたちだけで道草しながら歩く姿は微笑ましいと同時に、日本が「世界一安全な国」と映るのも無理はないことだ。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)