かつては至るところで見かけたトタンの屋根や壁の建物だが、時代が進むにつれてその姿を目にすることは少なくなった。たまに出くわすと、昭和の時代に戻ったようなノスタルジーさえも感じる。中国メディア・今日頭条は14日「同じトタンの家屋なのに、なぜ日本のものだけはどれも美しいのだろうか」とする記事を掲載した。

 記事によれば、トタンを使った家屋は中国をはじめ世界各国に存在するという。記事は「多くの人は、トタンの家屋が醜いものと思いこんでいるだろう。しかし、もし日本のトタン家屋を見たなら、その考え方はきっと覆されるはずだ。東京のトタン家屋は確かに美しいのである」としている。

 また「トタン家屋は第2次世界大戦後、その便利さからブームとなった。多くの人が全体的な都市計画がないままにトタン家屋を建造したために、現在も美しくない景観を成している。しかし、東京のトタン家屋は町家のテイストを残しているばかりか、屋根には防水処理施されており、見た目も周囲の景観を邪魔しないものである」と解説した。

 そして、トタン家屋の残る東京の風景からは「東京人がいかにその景観を守ってきたかがうかがえる」と説明。トタン家屋にも東京の味があるのだと評している。さらに「たとえ簡単なトタン屋根であっても、彼らは極致を求め、美しくそして快適なものを作ろうとするのだ」とした。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)