日本は中国にとって身近な隣国と言えるが、総合的な国力については「実は良く知られていない」ようだ。中国メディアの未来網は14日、日本が実際にどれだけ発展しているのか分析する記事を掲載した。

 日本と言えば、多くの中国人が真っ先に思い浮かべるのが、AKB48、富士山、寿司などだと記事は指摘。つまりソフトパワーが多いということのようだ。しかし、総合的な日本の実力についてはあまりよく知られていないのだという。

 それで記事は、日本の国力を各方面から紹介している。その1つが、「知的財産権」だ。中国が遅れている分野であるが、日本での発展は米国と並ぶほどの知的財産を持ち、知的財産を世界に輸出して稼ぐことができていると指摘。GDPに占める文化産業の比率についても、中国は日本に到底及ばず、ここに文化産業の差が如実に表れているという。

 また、「国民皆保険制度」も日本の優れた一面だと紹介。中国のようにお金がなくて病院に行けないという人はいないうえに、救急車を呼んでもお金がかからず、しかも10分以内に到着するというのは、「それだけ救命を最優先している」からだと感心した様子だ。

 ほかにも、日本はアジアで唯一老後を過ごすのに適した国と言って良いほど、高齢者福祉が充実しているほか、世界一の長寿であること、犯罪率が低いこと、政府による汚職が少ないこと、老舗企業が多いこと、日本人の特徴と言っても良い「清潔さ」に関しては、身づくろいがきちんとしているため、海外でも中国人や韓国人との差がはっきりしていることを挙げ、日本を絶賛した。

 しかしながら、記事は「日本は未来のない国」とも主張。収入が発言権に直結する中国社会では、収入の多い傾向にある若者に発言権があり、日本では逆に年功序列型のため年代によって平均収入が倍ほど違っており、「多くの利権が高齢者の手にある」と主張、これでは社会の行く末が見えていると評した。それでも総合的に見れば、日本は中国と比べて多くの良い点があると言えるのではないだろうか。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)