日本と中国は経済面で協力関係にあるものの、近年は競合関係になるケースも増えてきている。たとえば、日中がともに輸出を推進する新幹線と中国高速鉄道、日本が主導するアジア開発銀行(ADB)と中国が主導するアジアインフラ投資銀行(AIIB)はそれぞれ競合関係にある。

 日本国内では経済力を増し続ける中国がメディアに取り上げられる機会は年々増加しているが、これは日本人がそれだけ中国を意識せざるを得なくなっているということだろう。一方、中国でも歴史的、地理的要因など、さまざまな理由から日本を強く意識する人は少なからず存在する。

 中国メディアの今日頭条はこのほど、「中国人が日本を意識する理由」を考察する記事を掲載し、中国人が日本を強く意識せざるを得ない背景を伝えている。

 記事がまず挙げたのは、歴史問題だ。日本が過去に中国を侵略したという恨みがあるとしながらも、日本には中国人が認めざるを得ない経済力や優れた文化があり、複雑な感情を抱かざるを得ないのだという。

 また日本に存在する多くの文化のルーツが中国にあるという事実も、中国人が日本を強く意識せざるを得ない理由らしい。日本の歴史的な建造物の様式は中国建築を模して造られ、日本には中国から伝えられた文化が今も残るが、中国では自国で生まれながらもすでに廃れてしまった文化も多い。それゆえに中国人は日本に関心を抱いてしまうのだとした。

 多くの中国人からすれば、日本は歴史問題があるゆえに終始憎い存在だが、日本の文化が世界から注目を浴びているというのが気に食わず、経済や技術で高い実力を持つ日本をすんなり認め、学ぶには「どうしても抵抗がある」のかもしれない。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:(C)masterlu/123RF)