アイドルやアニメ、漫画は日本でも多くの若者たちが熱狂するコンテンツの1つだが、それは中国でも同様だ。中国では多くの若者が日本の漫画などの文化に興味を持ち、なかには日本語を学んだり、留学を考えたりする若者もいるほどだ。

 中国ではアニメ、漫画、ゲームについて、それぞれの英語表記の頭文字をとって「ACG」と呼ばれている。日本の「ACG」は中国において反日感情さえ凌駕する魅力を持ち、中国人の若者を親日にしてしまうほどのソフトパワーだと言えるだろう。中国メディアの今日頭条はこのほど、「中国の若者たちはなぜこれほど日本に魅力を感じるのか」と問いかける記事を掲載した。

 中国では若者が日本に対して良いイメージを抱くような教育はなされておらず、しかも毎日のように抗日ドラマが放送されている。このような環境下で、中国の若者たちが日本に憧れを抱くようになることは不思議に思えることですらある。しかし記事は「漫画やアニメなど、日本のコンテンツを好きになる」ことから日本に対してのイメージに変化が起きると伝えている。若く、多感な時期は「自分の憧れとなる対象」を求め、その憧れに自分の姿を重ねながら、「自分もそうなりたい」と思うものだ。

 記事は、「ACG」ではないものの、アイドル文化も日本ならではのコンテンツであり、日本のソフトパワーの1つだと伝え、中国にはまだ定着していないアイドル文化はまさに「憧れの対象」として、中国の青少年の心を捉えているのと伝えている。

 また、思春期に特有の周囲への反発や個性、自由や新鮮に感じられる物事に惹かれる傾向が日本の芸能界に合致するとし、日本のアイドルやミュージシャン達が作り出す世界には「許容性」があり、音楽や演劇やファッションなどにおいては独自のスタイルを持つため、中国人の若者たちに「魅力的な選択肢」を与えていると指摘した。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:(C)tofudevil /123RF)