海外旅行に出かける際に絶対に必要なパスポート。そして国や地域によってはせっかくパスポートを持っていても有効期限の一定期間ないと渡航できないケースがある。今後、台湾に行く場合はそのような心配をする必要がなくなりそうだ。

 台湾メディア・ETNEWSは15日、台湾当局が同日より日本人旅客のパスポート残存期間に関する規制を緩和したと報じた。記事は、台湾外交部が15日に「本日より、台湾を訪れる日本人旅客のパスポート残存期間について3カ月以上という要件を取り消し、滞在予定日数より長ければ滞在可能とする」と発表したと紹介している。

 そして、同部領務局の鍾文正副局長が記者会見で「われわれと日本は互いにノービザ渡航を認めており、ノービザで90日間の滞在が可能だ。台湾の観光客が日本に入国する際、身分証番号が明記された有効なパスポートを提示すれば、パスポート残存期間の制限なく入国が認められる。日台友好と平等の点から、本日より日本国籍の旅客に対してパスポート残存期間3カ月の要件を撤廃した。一般のパスポートに加え、公務、外交のパスポートについても同様に適用する」とコメントしたことを伝えた。

 鍾副局長はまた「この措置により日本人の台湾渡航がより便利となり、双方の往来が促進されると信じている」と語るとともに、同様の措置を米国に対しても実施することを明らかにしている。

 台湾では、民進党の蔡英文政権が中国大陸と距離を置く姿勢をとり続けていることで大陸からの観光客数が伸び悩んでいる。そこで当局や観光業界は日本や韓国、東南アジアなどの観光客に対して積極的にプロモーションを仕掛けてきたが、今回の規制緩和も日本人観光客をさらに呼び込むためのアクションと言えそうだ。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)