東京の地下には地下鉄の線路が縦横無尽に張り巡らされている。首都圏に住む人びとのなかには出勤や通学など、毎日のように地下鉄を利用するという人も少なくないだろう。

 中国も大都市を中心に地下鉄の整備が進められたが、東京の地下鉄ほど混雑することは少なく、東京を訪れた中国人は地下鉄の混雑ぶりと、乗客が多くても秩序が失われず、短い間隔のダイヤで運行がスムーズに行われていることに驚きを感じるらしい。

 中国メディアの今日頭条はこのほど、東京の地下鉄の1日あたりの利用客数は世界最多規模にあるとしながらも、「車内や駅は世界で最も秩序がある」と驚きを示す記事を掲載した。

 記事は、東京の地下鉄は「どれだけ利用客が多くとも、あらゆる点において秩序がある」とし、ラッシュ時でも利用客は「文明的な態度」を維持できると紹介。また、乗車する客は列に並んで車両の到着を待ち、車両が到着したら降りる客を優先し、客の降車後に順番どおりに乗り込むと伝え、そこに混乱は生じないのが常であるとした。

 この記事は東京の地下鉄駅や車内で撮影された写真の数々を掲載しているが、その写真には確かに秩序や平静さが写っていて、どれだけ人が多くとも混乱している様子は一切見られない。中国では2017年7月、天津市の地下鉄車内で女性が子どもに小便をさせるというトラブルが起きたほか、座席をめぐるトラブルは各地で日常的に発生している。中国人が日本の地下鉄で驚くのは、それだけ中国の地下鉄が騒がしく、たびたびトラブルが起きているためだろう。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:(C)smokedsalmon/123RF)