中国四川省アバ・チベット族チャン族自治州九寨溝(きゅうさいこう)県で8日夜に起きた地震で、世界自然遺産に登録されている九寨溝の景観に大きな被害が出ている。非常に美しい九寨溝だが、観光客の受け入れ再開はいつになるかは不明で、地元経済にとっても大きなダメージとなるのは間違いない。

 中国メディアの今日頭条は10日、「地震に直面した際の日本人の行動は素晴らしい」と論じる記事を掲載し、地震の多い国である日本において、日本人が地震に遭遇したときにどのような行動を取るのか、また地震に備えてどのような対策をしているのか紹介している。

 まず記事は、東日本大震災の発生直後、駅やデパートなどの階段に整然と並んで座っている日本人の写真を紹介し、「被災して階段に座る際も、両端に分かれて座り、真ん中の通路を確保しておく」とし、決してパニックにならずに冷静に行動したことを紹介している。

 次に、日本では震災が発生した場合、自動販売機の飲み物が無料で被災者に配布されるとしたほか、一部のコンビニも同様の対応を見せたと紹介。また、大型ショッピングセンターは避難所として開放され、公衆電話も無料で使うことができたとし、震災という緊急事態においては、社会の構成員すべてが協力し合い、略奪などは見られなかったと伝えた。

 続けて記事は、「日本には、緊急地震速報というシステムがあり、地震発生前に警告を発することができ、非常に多くの人の命を救うことが出来るすばらしいシステムである」ことを紹介したほか、2008年に発生した四川大地震の際には「日本の救助隊が駆けつけてくれて、救助活動を展開してくれた」ことを写真で紹介した。

 これに対して中国のネットユーザーからは、「どの国に住んでいても自然災害は発生する。今こそ中国は日本に学ぶべきだ」、「日本は憎いが、災害への対応の点では学べる点もある」といった声が寄せられていた。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)