中国人消費者の間で日本製品は高い評価を得ている。中国人自身も中国製品は安いが質は劣ると考えていて、経済的に余裕のある中国人ほど自分の生活を豊かにするために日本製を始めとする外国製品を買い求める傾向にある。
 
 中国メディアの今日頭条は5日、企業視察で日本を訪れたという中国人の見解として、「日本と比較した時に中国の製造業に欠けているもの」について考察した記事を掲載した。
 
 記事は、日本を訪れた中国人ビジネスマンの見解として、視察旅行を総括すると「勤労」という言葉で表現できるとし、多くの中国人旅行客が驚く日本の清潔さのほか、日本人の勤労意識の高さにも驚かされたと紹介。日本では飲食店であっても小売店であっても、「スタッフの接客は非常に丁寧で、細部まで手抜きがなかった」とし、こうした対応はまさに勤労意識の高さを示すものだとした。
 
 さらに、日本には「世界市場でトップシェアを持つ企業が数多く存在し、そのなかには中小企業も数多くある」ことを指摘したほか、中国では「日本の電機メーカーが衰退している」と言われているものの、実際には事業領域の転換を進めていて、インフラや通信、先端素材、エネルギーや医療など、消費者には直接見えにくい事業に軸足を移しているだけであると指摘した。
 
 また、視察を通じて、日本企業の世界における競争力は今なお高く、群を抜くほど高い技術力を持つことがわかったとし、こうした競争力や技術力は何事にも手を抜かず、徹底して取り組む「勤労意識」が鍵となっていると指摘。そしてこれこそ「日本と比較した時に中国の製造業に欠けているもの」であると伝えている。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)