23日に行われた男子サッカーU-23アジア選手権予選で、中国代表が下馬評を覆して日本のU-20代表に勝利し、中国のサポーターを驚かせた。その興奮冷めやらぬ中、中国の地方U-19クラブがブラジル・サンパウロFCのU-19に0-30という世紀の大惨敗を喫し、再び中国のネットがざわついた。中国メディア・今日頭条が25日伝えた。
 
 記事によれば、先日内モンゴル自治区で行われた国際青少年サッカー親善試合で、サンパウロFCのU-19が内モンゴル・包頭FCのU-19を30-0で破った。サンパウロにとっては全階級通じて史上最大の得点による勝利とのことである。
 
 記事は「この差は単に実力や技術の問題ではなく、勝利への欲求の差がより大きいのではないだろうか」と疑問を提起。そのうえで、数日前に中国国内で相次いで報じられた、ある児童フットサル大会での一幕を紹介した。
 
 その一幕とは「試合で相手に大差をつけられたチームのキャプテンが悔しさのあまり号泣し、『3人の間抜けと一緒にサッカーしているからだ』と愚痴をこぼした。それを見たチームメイトたちがニヤニヤしながら『まあ悔しいけれど、そこまでじゃないよ』と話す」というものだ。責任をチームメイトに押し付ける発言は考えものではあるが、記事がより大きな問題として捉えたのは、チームメイトの態度だ。
 
 記事は「勝利への欲求や自尊心の差は明らかではないだろうか」と指摘。「試合での勝利に対する最低限の欲求もないのに、何をもって中国サッカーの台頭や進歩を語ろうというのか」と苦言を呈した。
 
 「勝ちたい」という気持ちと、それが実現できなかったときの悔しさは、子どもを大きく成長させる。そして、新たな勝利に向けて再び前進する動力になる。確かに、負けて悔しさを感じないうえ、悔しがる仲間を冷たい目で見る選手からなるチームに成長はない。記事の指摘は一理あるだろう。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)