今年3月に発売された異色の小学生向け学習参考書「うんこ漢字ドリル」が大ヒットし、ちょっとしたブームを巻き起こした。食事の席やオフィシャルな席では忌み嫌われる「うんこ」の3文字だが、一言発するだけでゲラゲラ笑う数多の男児のみならず、日本国民の多くが興味や関心を抱いていることが改めて明らかになったと言えるだろう。
 
 中国メディア・今日頭条は13日「日本人はどうしてうんこにこれほどまでに夢中になるのか」とする記事を掲載した。記事は「アニメ、グルメ、アイドル、美景など、隣国である日本にはわれわれを引き付ける要素が実に多く存在する。そしてこのほど、日本人がうんこに対して特殊な感情を抱いていることに気付いた。うんこについて語る時、みんな心からの笑顔を見せるのだ。しかも、小学生の熱愛ぶりは経済を動かすほどなのである」と説明した。
 
 そのうえで、日本の児童向けマンガ編集者が「マンガ雑誌が衰退している現代において変わらないのは、小学生はうんこを見ると非常に興奮し、作品でうんこの要素が十分に生かされていると売れる」と語ったことを紹介。そして「うんこ漢字ドリル」が日本でブームを引き起こしたことを、その例文とともに伝えている。
 
 また、日本人のうんこに対する熱愛ぶりは、専門の博物館まで作られるほどであるとも紹介。東京にある博物館では、自らが大便となって体内を旅する体験のほか、さまざまなアプローチから大便について理解するプログラムが用意されているとした。
 
 記事はさらに、日本人がうんこに夢中になる理由について、日本のテレビ番組が専門家の見解を求めたとし、心理学者が「他人にうんこの話をして自分の恥ずかしい一面を晒すことで、かえって相手との距離が縮まり、満足感が得られる」と語れば、言語学者は「発音の組み合わせが可愛らしく、人に親近感を覚えさせる」と考察したと紹介している。
 
 それでは、中国人はどうなのか。一般的な中国語でうんこは「大便」だが、ネット上では「便便」という言葉がよく用いられる。これは同じ1文字の名詞を重ねる幼児語から来たものであり、その響きには可愛らしさが伴う。「便便」で画像の検索をかければ、中国の人びともうんこに興味や親しみ、愛情を持っていることがうかがえるのである。ただし、検索する際には時間と場所に気を遣わなければならない。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)