日本が国内総生産(GDP)で世界第2位となったのは1968年のことだった。終戦からわずか23年で経済大国に上り詰めた日本。世界の強国を目指す中国では、この日本の急速な発展と、今なお世界第3位にある強さは高く評価されている。中国メディアの今日頭条は10日、「知ったら尊敬せざるを得ない」日本の強さの秘訣について分析する記事を掲載した。
 
 記事によると、日本を「尊敬せざるを得ない」と感じる理由には2つあるという。その1つは「経済」だ。アベノミクスについて、人によって評価が分かれるものの、少なくとも「結果は出ている」と指摘。アベノミクスが始まってから、就業率の上昇と失業率の減少が顕著だからだという。これは国民が仕事を探すのをやめたのではなく、退職者以外ほとんど皆が仕事を持っているということだと説明した。
 
 さらに、失業率が一定の数字を下回ると企業は高給で従業員を募集せざるを得ないため、日本経済は良い循環が生まれやすい状況にあると指摘、今の日本経済が良い傾向にあると伝えた。
 
 記事が評価したもう1つの点は、日本の「科学技術力」だ。経済と科学技術は切っても切れない関係にあるが、研究開発の分野でも日本はGDPに占める研究開発費の割合や総研究費に占める企業主導の研究開発費の割合などの点で世界有数の水準を確保しているという。そのため、なぜ日本の科学技術が世界でも抜きんでているのか、なぜノーベル賞受賞者がこんなに多いのか納得できる、と称賛した。
 
 記事はこのように、日本が先進国と言われるのには十分な理由があるとしたうえで、中国の国民に向けて「我々も努力しなければならない」と主張した。日本は国全体が科学技術を重視していると言え、そのため成長という結果がついてきたと言えるだろう。中国では研究開発より不動産に手を出した方が儲かると言われており、すぐに結果が出ない研究開発を嫌う傾向があるが、近年の中国は科学技術力を高めているのも事実で、日本としても中国の技術向上を認めつつ、中国に負けないよう努力する必要があるだろう。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:(C)palinchak/123RF)