燃費性能の高さは日本車の強さの秘訣だが、中国では「日系車の燃費性能が高いのは、車の構造に手抜きがあって車重が軽いためだ」といったデマが存在する。
 
 では本当に日系車は材料をケチったり、構造上の手抜きがあるのだろうか。中国メディアの今日頭条は6日、「日系車は決して手抜きなどしていない」と論じる記事を掲載し、中国におけるデマを否定する記事を掲載した。
 
 記事はまず、「車体が10%軽くなれば、燃費は6-8%ほど向上する」と紹介し、「燃費が良い車といえば、中国人の多くが日系車を連想するだろう」と主張。一方で、一部の中国人は「日系車はシャーシをはじめ車のあらゆる部品の材料をケチっているため、軽くて燃費が良いと誤認している」と伝えつつ、米国車やフランス車と比較したうえで「日系車は決して材料や構造に手抜きを行ってなどいない」と指摘した。
 
 続けて、米国車といえば頑丈で車重が重いイメージがあるとしながらも「近年は車重の軽量化を進めている」と指摘し、車の軽量化は日系車を含めた世界の各メーカーが一様に目指す方向性であると紹介した。さらに、軽量化を行うことは材料をケチったり、構造上の手抜きをすることを意味するものではなく、「各部位に適切な強度の材料を適切に使用する」ことで、車の安全性を保ちつつ、自動車の軽量化と燃費性能の向上を実現できるのだと指摘した。
 
 中国で日系車に対して良くない見方が存在するのは、やはり反日感情が関係しているのだろう。だが、実際には中国の街中では非常に多くの日系車を見かけることができる。それだけ多くの中国人消費者が日系車の質を認めているのであり、「日系車の燃費性能が高いのは、車の構造に手抜きがあって車重が軽いため」といった主張をデマだと見抜いている中国人も多いことを示している。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)