世界的に核軍縮や核の平和利用が進められているなか、北朝鮮の核問題に世界の注目が集まっている。しかし、中国では北朝鮮同様に「日本の核開発」についても警戒すべきとの声が根強く存在する。
 
 中国は過去に日本の侵略を受けたからだろうか、日本は今なお軍事的野心を捨てていないという論調は多く、その一環で日本は核兵器開発を行う可能性を議論する報道も少なからず存在する。中国メディアの今日頭条は5日、「日本は核兵器を作り出すことは可能」であるとする記事を掲載した。
 
 記事は、日本の科学技術や工業技術は世界の他の核保有国と肩を並べる水準にあるとし、軍事専門家も認めるように日本が核兵器を作り出すことは難しいことではないと主張。また日本は核兵器の原料となるプルトニウムも十分の量を保有しており、しかも長距離弾道ミサイルに必要となるロケット技術も持つゆえに、その気になれば核弾頭を積んだミサイルを製造することも可能だとした。
 
 日本の核兵器開発を阻むものは「日本の非核三原則」や「憲法」であり、日本は核ミサイルを製造できたとしても、それを兵器として用いるためには莫大な費用が必要となるとしながらも、北朝鮮と違って核開発における技術的な制約は存在しないのが日本であると論じた。
 
 一方で記事は、日本は米国の同意がなければ核開発を進めることができないことも障害となり、ロケットの技術をミサイルに応用するにも短期間で実現できるものではないとしながらも、「日本が核兵器を一晩にして開発することは不可能だが、その気になれば開発はいつでもできる」とした。記事の主張はすべて机上の空論であるとはいえ、それほど中国にとって日本の核兵器開発の可能性は脅威となるということは読み取ることができる。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)