「淘カフェ(Tao Cafe)」はアリババグループが7月9日から始まった「淘宝造物節(Taobao Maker Festival)」に開設した次世代キャッシュレス店舗のコンセプトカフェ。AI(人工知能)とデータ技術で、顔認証や自動決済を実現し、ユーザーは専用ゲートを通過するだけで支払いができる。「淘宝造物節」には中国のミレニアム世代が運営する108の店舗が参加し、これからの流行につながる様々なアイデアを競っている。

  「淘宝造物節」は、淘宝の消費者と出店者が交流する年1回のイベント。淘宝のメインユーザーはミレニアム世代で、店舗を運営する出店者も同様の世代が中心。これまでにない新たな価値観や理念を淘宝のプラットフォームを通じて発信している。消費者と出店者は、オリジナリティがあり、かつ、高品質な製品を求め、その発表の舞台として昨年からイベントがスタートした。

 淘宝造物節の仕掛け人であるアリババグループCMOの董本洪(クリス・トン)氏は、「昨年初めて開催をした淘宝造物節は我々の期待を大きく超える成果を残しました。会場に登場したオリジナリティ溢れるデザインやファッションをはじめとする様々なトレンドは、中国の若者たちが豊富な創造性と旺盛な表現意欲を有していることを証明しています。今年我々は、この若き創造者の精神“Maker Youngster’ spirit”を更に広く発信していきたい」と語っている。

 今年の淘宝造物節の出店者数は昨年の73社から大きく増加し、多くのマーチャントは今年はじめて造物節に参加をしている。杭州国際博覧中心に設けられたイベント会場は、「トレンドメーカー」、「サブカルチャー」、「日常の癒し」と「独自デザイン」の四つのエリアに分かれ、消費者はそれぞれのエリアで人気店舗のブース展示を見たり、製品を手にとったり、自らが体験できるコーナーなどを楽しんだ。

 そして、イベント全体における視覚効果パートナーとして、大ヒット映画「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」のクリエイティブスタジオであり、オスカー賞も獲得した製作スタジオであるFramestoreが参加。イベントは淘宝アプリ、「モバイル淘宝」を通じて全世界に向けて生中継を行っている。

 なお、今年の淘宝造物節は台北101で、杭州のメイン会場と同時にイベントを開催。台湾と中国本土の淘宝店舗運営者を集め、両地域の参加者に交流の機会を提供している。イベントの開催期間は、7月12日まで。

 淘宝網は、2003年5月にオープンしたソーシャルプラットフォーム。消費者に参加型のショッピング体験を提供している。iReserchによると、2016年の流通総額において淘宝は、中国最大のオンラインショッピングプラットフォームとなっている。さらに「モバイル淘宝」のユーザー数は、2017年5月時点で4.68億人に達し、ユーザーの日平均アプリ利用回数は7.8回になっている。(写真は、「淘宝造物節」に出展された「淘カフェ」。提供:アリババグループ)