中国サッカー・スーパーリーグで2日、広州恒大の選手が試合終了後に審判団と握手しなかったことで、キャプテンの鄭智をはじめ、ピッチにいた選手11人が中国サッカー協会から処分を受けた。中国メディア・今日頭条は7日、このトラブルに対する日本メディアの評論に、中国のサポーターはメンツを失うとする記事を掲載した。

 記事は、2日の試合で審判への握手を拒否した広州の選手に対して6日に処分が下されたことを紹介。鄭に4試合、他の10選手に1試合の出場停止が科されたことについて「日本メディアは、単に握手しなかっただけで処罰を受けたと驚きを示した」と伝えた。

 一方で、日本のメディアからは「中国選手は能力に欠けるのみならず、十分なプロとしての素養も持っていない。中国選手は高額な年俸をもらっているが、ピッチでの能力や素養と収入が比例関係を成していない。中国がワールドカップ予選でひどい状況になっているのもこの点を証明している」と辛らつな意見が出ているとしたほか、日本のネット上からも「広州のみならず中国代表のキャプテンである鄭のパフォーマンスから、中国選手の精神状態が知れてしまう」との声があることを紹介している。

 そのうえで「日本人による評価は、内心気分のいいものではない。技術が悪いと言われるのはいいにしても、今はプロ精神まで嘲笑の対象になってしまっているのだ。問題はすべて広州や鄭だけ責任ではなく、大きな環境の産物なのだ。これはサッカー文化の喪失であり、最初にこんなことをやり始めた人こそ反省すべきなのだ」と論じた。

 中国のネットユーザーからは「鄭はさっさと中国代表から追い出されるべきだ」、「日本人は嫌いだが、評論は理にかなっている」、「ワールドカップ行けなかったら中国代表の給料を下げるべき。お金をもらいすぎると向上心がなくなる」などといった感想が寄せられた。

 プロ意識の問題は、「何のためにサッカーをやっているのか」という考え方にもつながる。もし「お金のために」という言葉しか出てこないのであれば、プロサッカー選手としては一流にはなれないだろう。中国の選手たちは「何のためにサッカーをしているのか、サッカーで何がしたいのか」を改めて考えてみるべきだろう。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)