世界第2位の経済大国となった中国だが、今なお経済は成長を続けている。中国の国内総生産はすでに日本の2倍以上の規模に達しているためか、中国では日本を軽視する声は少なからず存在する。
 
 中国メディアの捜狐は6日、中国では「日本は衰退の一途をたどっており、もはや中国の敵ではない」といった論調が存在することを指摘する一方で、果たして日本は本当に衰退しているのか、中国人は客観的に見極めることができているのかと問いかける記事を掲載した。
 
 記事は、中国では経済の専門家ですら「日本経済は失われた20年によって急激に衰退し、崩壊も近い将来のこと」だと主張していることを指摘する一方、こうした見方は決して正しいものではないと指摘。
 
 過去の日本は現在の中国のようにバブルを経験したが、バブル崩壊後の20年で産業の高度化を実現していると指摘し、不動産など固定資産への投資で成長し、バブルを膨らませる中国とは違うと論じた。
 
 続けて、日本企業の技術力やイノベーション力はロイターが選ぶグローバル・イノベーター・アワードに多くの日本企業が選ばれていることからも見て取れるとし、日本の技術力は今なお健在であり、世界をリードする立場にあると紹介。中国が過去に日本に対するレアアースの輸出制限を行った際、日本が代替技術を即座に開発し、中国が返り討ちにあったことも日本の技術力とイノベーション力を示す事例であると論じた。
 
 記事は、中国人は経済成長によって自国に対する自信を深めており、日本を強く意識するようになっているとしながらも、「過剰な自信は禁物であり、日本の強さを客観視できるようにならないと勝つことはできない」と伝えている。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)