悲しいことに、どの国にもお金を払わず店の商品を持ち帰ろうとする人は存在する。中国では「日本は治安の良い国」と認識されているが、日本でも万引きという犯罪は日常的に起きている。この万引きという犯罪に対して、日本と中国では対応が大きく違っているようだ。中国メディアの騰訊は3日、日本に留学していたという中国人の酒器として、「日本の万引き犯への対応」について紹介する記事を掲載し、この中国人が日本に留学していたときの体験談を掲載した。
 
 記事はまず、この中国人が日本に留学していた際にしていたアルバイトは「スーパーの警備」の仕事であったことを紹介、このスーパーはグループ全体として年間2000万円以上もの窃盗被害に遭っているほど、万引きが多発していたスーパーだったと紹介した。
 
 続けて、この中国人はアルバイト中、「ある客が万引きしようとして、商品を自分のポケットに入れるところを目撃した」ことを紹介。だが、「万引き犯は、警備員に見られていることが分かった場合、商品をお店の棚に戻す」と紹介、「日本ではこの段階では万引き犯として捕まえられない」ことを伝え日本では店の商品をレジを通さずに持ち出したことが「確実」である場合のみ、声をかけることができ、万引き犯として捕まえられると紹介し、それゆえ「日本では万引き犯を捕まえることは非常に難しいことなのだ」とした。
 
 さらに記事は、「日本の法律上、万引きは窃盗罪になるゆえに、警察に逮捕されることになる」と紹介。だが、この中国人がアルバイトをしていた期間中、「警察に引き渡された万引き犯は1人もおらず、店舗の事務所できついお説教をされ、盗んだ商品の代金を支払えば解放されるのが一般的だった」とし、「日本は万引き犯に対して非常に甘い」とした。
 
 一方、日本では窃盗罪で逮捕された人のうち、19.9%は65歳以上の高齢者であること、さらに窃盗罪の半分以上が万引きであったことを紹介し、日本は「高齢層の貧困を解決することで犯罪件数を削減できる」と分析した。
 
 万引きは立派な犯罪であることは言うまでもない。記事は「日本は万引き犯に対して非常に甘い」と指摘しているが、スーパーに限らず日本の商習慣は性善説を元に成り立っている部分もあり、自分のカバンをスーパーに持ち込むことは何ら咎められることではない。これは誰も自分のカバンに商品を入れて盗もうとはしないという前提のもとで成り立っているが、中国では自分のカバンやバッグは一切持ち込めないスーパーは珍しくない。スーパー側の対応は最初から客を信頼していないものであり、このような対応が見られる中国からすれば確かに「日本は万引き犯に対して非常に甘い」のかもしれない。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)