中国の自動車市場で、日系の各メーカーは好調な販売を維持しているが、中国人の若者たちは、どのように自動車を選んでいるのだろうか。中国メディアの今日頭条は4日、「日系車を買うなとアドバイスしながら、自分は日系車に乗っている人たち」がいることを紹介する記事を掲載した。
 
 中国では、富豪の子息を意味する「富二代」と呼ばれる若者を除けば、中国人の多くは限られた収入で生活する立場であり、高価な買い物である自動車の購入にあたっては、その後の維持費を考慮するのは当然のことだ。しかも中国人の平均収入からすると自動車は決して安い買い物ではない。
 
 記事は、収入の限られた人が妻子を養いつつ自動車を購入する、または家庭を持つために貯金をしながら自動車を購入する際に、最も考慮するのが「お金の問題だ」と指摘。燃費が良く安心して乗ることができる経済的な自動車として、日系車は最良の選択になるとした。
 
 筆者の友人たちも日系車に乗っているが、矛盾したことに「日系車は買うな」とアドバイスするのだという。それはなぜだろうか。記事はその理由について、「日系車にも小さな問題はつきもの」だからだと分析。日系車はイメージするほど燃費が良いわけでも耐久性が良いわけでもなく、経済的理由で日系車を選ぶ人は、低価格帯の日系車になるため、装備や全体的な質において「中国車にも劣る」と主張した。
 
 そのうえで、燃費で言えば上海汽車の「栄威i6」が良いと推薦。日系車の燃費の良さを打ち破るために開発されたというこの車種は「国産ブランドの実力と進歩を示した」と胸を張った。しかし、日系車の技術の製造には中国車はまだ追いついていないと謙虚な一面も見せた。
 
 結論として記事は、中国車も小さな問題は出るものの、昔のように大きな問題が頻繁に出ることはなく、「日系車を買うな」という友人の提案は必ずしも間違ってはいないだろうと結んだ。確かに記事が主張しているとおり、中国車のレベルは向上してきているが、中国自動車市場における販売の好調さと路上における日系車の多さを見ると、日系車の人気は当分揺るぎそうもないのが現実だ。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:(C)chuyu/123RF)