中国でも都市部ではすでに地下鉄が整備されており、自動車の渋滞が深刻化するなかで、地下鉄で出退勤する人も増えている。地下鉄という公共交通機関について、日本と中国ではハード面においては大きな違いはないものの、中国人から見ると大きな違いは「利用客」の民度にあるという。
 
 中国メディアの東方頭条はこのほど、中国では「日本人の民度は極めて高い」、「中国人が日本人と同等の民度を身につけるまで30年はかかる」などと言われていると伝えつつ、この民度の差は「日本の地下鉄で目にすることができる」と伝えた。
 
 記事は、「日本人の民度は本当に中国で言われているほど高いのだろうか」と疑問を投げかけつつ、北海道を訪れた際に撮影したという地下鉄の写真を数多く掲載したうえで、「もっとも身近な公共交通機関である地下鉄において、日本人利用客の民度を観察していた」と伝えた。
 
 続けて、日本の地下鉄は案内表示や改札といったハード面でも「利用客の立場になってよく考えられていて、非常に便利だった」と伝えつつ、肝心の利用客の民度については「中国国内で言われていたとおりだった」と指摘。日本人利用客は車両の到着を待つ間は列を作ってじっと待っていて、車両が到着するとドアの両側に「誰かに指示されずとも、能動的に移動し、先に乗客を降ろし、順番に乗り込んでいた」と紹介したほか、空いている座席をめぐって我先に乗車しようとする人は誰もいなかったと伝えた。
 
 さらに、車両内は「異常なほど静かだった」と伝え、中国で見られるような携帯電話で大声で話をするような人はおらず、携帯電話の呼び出し音すら聞かれなかったと紹介。中国人の民度や公共の場でのマナーも向上してきているとはいえ、日本人の民度の高さは「敬服せざるを得ない水準」であったと伝え、「中国人が日本人と同等の民度を身につけるまで30年はかかる」という噂もあながち嘘ではないとの見方を示している。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)