若手の成長が著しい日本の卓球界、2020年の東京五輪が楽しみだ。しかし、中国の圧倒的な強さはなおも健在であり、そう簡単に崩せる牙城ではない。その一方で、中国のサッカーは強くない。ワールドカップ出場も、さらに4年待つことが確定的な状況だ。この差は、どこから来るのだろうか。

 中国メディア・今日頭条は3日「中国の男子サッカーはどうしていつもW杯に縁がないのか」とし、日本メディアが非常に的確な問題点を指摘したことを紹介する記事を掲載した。

 記事は、中国のスポーツにおける挙国体制について、「お家芸である卓球でも日本人選手に取りこぼすような状況が発生した。しかも選手たちの試合ボイコットが起こり、中国人が憤りを感じるのも理解に難くない。挙国体制は本当に中国のスポーツ振興の助けになるのか。この体制に対して、ますます多くの疑いの目が注がれている」と日本のメディアが論じたことを伝えた。

 また、男子サッカー中国代表がW杯本戦に出られない原因を探ると、挙国体制からくる「エリート主義」の限界に行きつくことを指摘したことを紹介。その理論が「卓球などの世界的に競技人口の少ないスポーツでは、短期的な育成により少数のエリートが勝利を得ることができる一方、ハイレベルな選手が世界にあまねく存在するサッカーのようなスポーツでは、同じような戦略は通用しない」というものであり、普通の子どもや大人を対象とした振興を進めて競技人口を増やし、壮大な基盤を作らなければ、中国サッカーは永遠にW杯手が届かないと説明した。

 記事はさらに、「上から下まで政府がエリート選手を育てる挙国体制が、14億という人口の潜在力を十分に引き出すことを創造するのは難しい。このままでは、スポーツを心から愛する市民の自発性と情熱にダメージを与えることになる」と日本メディアが指摘したことを伝えている。

 記事を読んだ中国のネットユーザーからは、「日本人は中国侵略以外のことについては客観的な話ができる」、「今回は日本の言うとおりだ」、「少年サッカーからコネが物を言う状況で、いい成績が挙げられるほうがおかしい」、「W杯に行きたいなら、お金のない子にもサッカーをさせ、逸材を選抜することだ」といったコメントが寄せられた。概ね、日本から出された指摘を肯定的に受け止めたようだ。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)