中国独特のサービスや技術が近年、発展を遂げ、なかには外国人を驚かせるものも登場している。たとえば、中国全土に広まりつつあるシェアサイクルのサービスや電子決済サービスの普及ぶりは目覚しいものがあり、利便性も非常に高いサービスとなっているが、中国メディアの今日頭条はこのほど、「これだけは日本が中国の先を50年進んでいる」として取り上げた分野がある。それは日本のトイレに対するこだわりだ。
 
 中国人が持つ日本に対するイメージのなかには「清潔さ」というものがあるが、トイレについては清潔さを越えた、ある種のこだわりが感じられるほど、日本のトイレには様々な機能が装備されている。
 
 記事は、日本の高速道路のサービスエリアにある公衆トイレの写真を掲載し、「これは重病患者の個室トイレか」と思うほど、トイレの脇にはしっかりとした手すりがあり、操作はすべてボタンでできることが驚きだったようだ。
 
 日本人からすると見慣れていて違和感のないものだが、中国人からすると公衆トイレに多目的でバリアフリーの設計がされていることは、説明がないと理解し難いようである。それゆえトイレに丈夫な手すりが付いているのを見た中国人留学生が「これは雑技団員用のトイレか」とからかうほどだというが、「これは体に障害がある人のことを考えて設計されたものだ」と説明している。
 
 他にも個室内の幼児用の椅子、温水洗浄便座などが様々な場所の公衆トイレに設置されていることを紹介し、中国で爆破的に流行した高価な温水洗浄便座が日本では普通に常設されているのを見た中国人は日本で衝撃を受けるものだと紹介した。
 
 中国は社会主義国ではあるものの、社会的弱者への配慮は不足していると言わざるを得ず、障がい者むけのトイレの整備も遅れている。そのため、中国人が日本のトイレを見て驚くのも無理はない。中国人が日本の公衆トイレを見た時に使用方法について説明が必要だということは、確かに「トイレについて言えば中国の50年先を行っている」と言っても過言ではないのかもしれない。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)