健康志向の高まりとともに、飲食店やコンビニなどではヘルシーな食べ物のメニューが増えている。シンガポール華字メディア・聯合早報は6月30日、ヘルシー志向の波が日本の代表的なファストフードである牛丼業界にも押し寄せていることを報じた。

 記事は「日本人は健康的な飲食を重んじており、この流れが大手ファストフード店に、客の口に合う健康メニューの開発を迫っている」としたうえで、牛丼専門店である吉野家が以前野菜のみの「ベジ丼」を発売して話題を集めたことを紹介。

 その吉野家がこのほど、新たなヘルシーメニューとして「牛丼なのにヘルシーな牛丼」である「サラシア牛丼」の販売を発表したことを伝えた。記事は、新発売の牛丼には血糖値の上昇を緩やかにするサラシア成分が入っていると説明している。

 そして、吉野家ホールディングスの関係者が「今は健康の時代であり、ファストフード店も健康志向戦略が必要。3年前から血糖値の上昇を抑える牛丼の研究を始めていた」と語ったことを紹介した。

 さらに、吉野家のみならず飲食業界全体が健康志向への取り組みを進めており、多くの飲食店がカロリーや塩分などの栄養成分を表示するようになったとした。また、コンビニも健康路線に走っており、炭水化物主体のメニューに加えて家庭の味に近い総菜をより多く販売し始めていると伝えた。

 そのうえで、ファミリーマートの企画担当者が「健康路線はすでに顧客と食品業界の共通言語になっている。両者の連動が、日本の飲食をよりヘルシーなものにする」と語ったとしている。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)