中国メディア・今日頭条は6月30日、「日本の保育園にある10の思いもよらない安全防護措置」と題して、日本の保育園を見学して発見した子ども本位の細かい気配りを紹介する記事を掲載した。

 記事が最初に挙げたのはベランダの防護柵の工夫だ。上下2段になっている防護柵は下の段が高くなっており子どもたちが登れないようになっているほか、突起物がない、すき間が小さいといったことでケガのリスクを減らしているとした。また、階段の柵も転落防止のために高くなっており、年齢の異なる幼児用に高さの違う手すりが備え付けられているとした。

 さらに、地震や火災などが発生した際に2階の子どもたちが速やかに運動場に避難できるように、避難用の滑り台が設置されていることを指摘。部屋に入るドアは扉との衝突を防ぐために引き戸になっていると紹介している。

 このほか、トイレの便器は幼児の体型に合わせた作りになっており「まるで小人の国の道具のよう」であること、階段には監督者が目を離した隙に子どもたちが上り下りしないようゲートが設置されていること、おむつの交換台や洗濯室が存在すること、給湯室の設備は子どもたちの手の届かない高さになっていること、イスや机の角が丸くなっていること、専門のセキュリティシステムが導入されていることを挙げた。

 記事は「多くの日本の幼稚園や保育園は子どもたちを外で大いに遊ばせ、子どもたちの手や膝には日常的に傷ができる。しかし、これは教員が子どもたちの安全防護を怠っていることと同義ではない。手を離すことと防護することは相矛盾するテーマではないのだ」と論じている。

 転んだら危ないからといって子どもを外で遊ばせないと、その時はいいが大人になった時に危険回避ができなくなる。中国では幼児や児童に対して保護者が過保護になる傾向があるようだ。まずは、ちょっと転んだからといってすぐに助けず、自分で立ち上がろうとするのを見守るところから始めるべきだろう。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)