現代の日本において、他人や地域住民どうしの関係が希薄になっており、高齢者の孤独死などが問題となっていると伝える中国メディアの記事は少なくない。このような社会問題が存在するのは間違いないのであるが、一方で地域社会の交流を図るイベントが行われているのも事実だ。
 
 中国メディア・今日頭条はこのほど「調和と友愛の隣人関係―コミュニティの活動から見る、日本社会」とする記事を掲載した。記事は「地域住民の親和力を高めることは、居住地の自治会や町内会の重要な仕事だ」としたうえで、日本の町内会などでよく見られる餅つき大会の様子を写真付きで伝えている。
 
 紹介された写真には、地域の集会場に老若男女が集まり、一緒に餅をつき、出来上がった餅をみんなで食べる光景が映っている。記事は「自治会や町内会は1年を通じ、住民が参加し、互いに交流を深められるような様々なイベントを開催する。餅つき大会では、イベント会場、用具、食材はすべてコミュニティが用意するのだ。男性たちが年長者の指導のもとで餅をつき、男の子たちがその様子を見学する。婦人たちはさまざまな餅料理を拵えるとともに、女の子たちに作り方を教える」と説明した。
 
 そして「イベントでもっとも楽しそうなのは子どもたちだ。総じて、みんなが家族のように親し気に接しており、この上ないほど和気あいあいとしている印象を覚えた」としている。
 
 特に都市部における隣人や地域の人間関係が希薄になっているのは、日本だけではない。中国でも似たような現象問題が起きている。それぞれの取り組みのなかに参考になることが少なからずあるかもしれない。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)