中国の街中には日本よりも多くの「公園」があるが、その公園で見られる光景は日本と中国で大きく違っている。日本の公園では子どもたちが遊ぶ姿を見ることができるが、中国の公園の主役は高齢者だ。
 
 中国の公園では高齢者が麻雀やトランプをしたり、ダンスを踊ったりと、余生を楽しく過ごしている。こうした高齢者の姿を見慣れた中国人からすれば、日本の公園には高齢者があまりいないため、「日本の高齢者は何をして余生を過ごしているのか」と気になるようだ。
 
 中国メディアの東方頭条は27日、中国の高齢者たちの余生の過ごし方は画一的で、「ある意味で無味乾燥」であると伝える一方、世界で最も寿命が長い国の1つである日本の高齢者は「公園でダンスも踊らず、何をしているのだろうか」と疑問を投げかけた。
 
 中国では退職した高齢者たちが広場や公園でダンスをするのが流行しており、「広場ダンス」と呼ばれているが、こうした広場ダンスをしているのはあくまでもごく一部だと紹介。中国の高齢者の多くは孫の子守を任されることが多く、大半の高齢者は定年退職と同時に社会から断絶されてしまい、社会との関わりはせいぜい、買い物に行く時くらいだと指摘した。
 
 続けて、日本では核家族化が進み、子どもの世話を自分の両親に押し付ける親は少ないと伝え、高齢者たちは旅行に行ったり、ゲートボールをしたりと、それぞれの余生を楽しんでいると紹介。また、定年退職を迎えても働くことをやめない日本人は少なくないとし、金銭のためだけではなく、社会との繋がりを求めているのだと紹介した。
 
 記事は、日本と中国では高齢者に対する福祉や、文化が大きく異なるとしながらも、孫の世話に追われ、社会から断絶されて余生を送る中国の高齢者に比べ、日本の高齢者の方が幸せな余生を送っているとの見方を示している。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:(C)rafaelbenari/123RF)