第9回AKB48選抜総選挙において、NMB48の須藤凜々花が結婚宣言をして物議を醸したが、この衝撃的なニュースは多くのAKB48ファンがいる中国でも報道され、大きな注目を集めた。
 
 中国にもアイドルグループは存在するが、まだアイドル文化が日本ほど根付いていないのが現状で、結婚宣言をした須藤凜々花がなぜ責められたのか、よく分からないという中国人も少なくないようだ。中国メディアの今日頭条は24日、「なぜ日本のアイドルは結婚宣言をしただけで責められるのか」と疑問を投げかける記事を掲載し、その理由について中国のファンに向けて説明している。
 
 まず記事は、須藤凜々花の結婚宣言は中国のネット上でも大きな注目を集めたことを紹介。さらに日本では中国以上の衝撃をもたらしたとし、多くのメディアのトップニュースで報道され、「日本の大手ネットメディアでも、掲載された多くの記事が須藤凜々花の結婚宣言を扱った記事だった」と、写真と共に紹介した。
 
 では、なぜ須藤凜々花の結婚宣言は責められることになったのだろうか。記事は、その理由について4つ指摘している。1つ目は「彼女はグループのルールに違反した」と主張。「恋愛は普通のことだが、恋愛禁止というグループの規則がある限り、それを守る必要があった」とした。次に「ファンに対する嘘」を指摘した。「ファンに対して投票するよう呼びかける一方で、結婚宣言をしたことはファンを騙す行為」との見方があったと論じた。
 
 さらに3つ目としては、「発表の場と時期が不適切だった」としている。「日本や上海で生放送され、何千万人ものファンが視聴していた場での発表は、グループに対する挑戦であると同時に、ファンのグループ全体に対する見方にも悪い影響を与える行為」との指摘があったとした。最後に、「グループと仲間に無責任な行動だった」とし、「自分の幸せしか考えていない自己中心的な行動に映ったようだ」と主張し、こうした要因で批判されることになったのだと紹介している。
 
 アイドルという言葉は中国語では「偶像」と表記する。中国にもSHN48を始めとするアイドルグループが存在するが、まだ文化としては定着していないのが現状だ。そのため、日本のアイドルグループで存在するとされる「恋愛禁止」というルールについても、その存在そのものを知らなかったり、その意味が理解できなかったりする中国人は少なくないようだ。それゆえに、須藤凜々花の結婚宣言が日本で物議を醸した理由がよく分からなかったという中国人も多かったと見られる。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:(C)bestforlater91/123RF)