日本でゴミの分別回収の取り組みが始まったのは1975年のことだ。静岡県沼津市で始まったゴミの分別回収は今や日本全国に広がり、分別方法もますます細かくなって来ている。日本を訪れる中国人観光客は街の清潔さに驚きを示すが、日本のゴミ分別および回収の取り組みを知った中国人は「もはや変態の域」とまで感じるようだ。
 
 中国メディアの一点資迅はこのほど、日本で行われているゴミの分別回収について紹介する記事を掲載し、「日本のゴミ分別はとうてい真似できるものではなく、その水準はもはや変態の域」にまで達していると主張した。
 
 記事は、日本を訪れる中国人観光客について、「一部でマナーの悪い人がおり、中国人に対する印象を悪化させているという報道もある」と伝え、旅行であっても日本を訪れた場合は中国を代表する存在として「メンツに傷をつけないよう」注意すべきだと指摘。だが、その一方で「日本滞在中に街中でゴミを捨てたくても、ゴミ箱が見当たらないのも事実」とし、「コンビニの入り口」にゴミ箱があるにはあるとしたが、最低でも3種類の分別が必要であるとした。
 
 街のいたる所にゴミ箱がある中国とは異なり、さらに細かい分別をしなくてはいけないとなると、日本でゴミのポイ捨てをしないようにと意識する中国人観光客にとっては戸惑いを隠せないようだ。それゆえ「資源が少なく、ゴミも利用する必要がある日本にとって、ゴミ箱を減らすことは回収する清掃員の労力も減らすことにつながっている」と理由を説明した。
 
 また、中国人旅行客からすれば、日本は街中にほとんどゴミ箱が設置されていないのに、なぜ清潔さを維持できるのかという疑問がわくようだが、日本人のバックの中には「レシートや空き瓶などのゴミも入っている」とし、日本人は外で出たゴミを鞄に入れて持ち歩き、捨てることができるタイミングで分別して捨てていると紹介。この行為は中国人によっては理解に苦しむものだと伝えた。
 
 中国では一般的にゴミの分別は必要がなく、家庭ゴミはマンションの入り口にある共用のゴミ捨て場にいつでも捨てることができる。日本では自治体にもよるが、ゴミを細かく分別し、回収日に指定の曜日と時間があり、特定の物は捨てるために費用を支払う必要まであるうえ、ルールを守らないと「違法行為」となることもある。こうしたゴミ分別に関する細かな規定は、中国人から見れば「細かすぎて変態の域」と映るようだ。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)