中国では毎日のように抗日ドラマが放送されているため、中国人は幼少のころから知らず知らずのうちに反日感情が植えつけられる環境にあると言える。そのため、分別のつかない子どもであっても、中国で使われている日本に対する蔑称を口にするということがある。

 だが、成長にともなって様々な知識を得るようになると、幼少のころに植えつけられた日本に対する感情にも変化が生じるようだ。中国メディアの今日頭条はこのほど、自分の目で見たものこそ本当の知識であり、それこそ旅行の意義であるとし、「幼少の頃は反日感情を抱いていた」という中国人が自分の子どもを連れて日本を旅行で訪れた際の手記を掲載した。

 記事は、この中国人が幼少のころに抗日ドラマや歴史の教科書で教えられたとおりの印象を日本に対して抱いていたと紹介している。具体的な記載はないが、子どもの頃は反日感情を抱いていたものと想像される。

 だが、成長するにつれ、日本のことをよく知るようになり、日系車や日本製品の質の高さに触れ、さらには子どもが生まれてからは日本の絵本に触れる機会もあったことで「日本に対する感情」が変したそうで、子どもを連れて日本がどのような国なのかを確認したいと思ったという。

 実際に日本を訪れてみると、「観光旅行とはいえ、多くのことを発見し、中国人が学ぶべき点が数多くあることを知った」のだという。日本の発達ぶりは想像以上だったようで、環境は清潔なうえに滞在中に「蚊に刺された」ことは一度もなかったことは驚きだったと伝えた。それだけ日本は環境の整備が進んでいるということだろう。

 また、路上には秩序があって中国で見られるような渋滞はなく、誰もが譲り合いながら運転していたとしたほか、日本ではあらゆる場所に列が自然とでき、割り込みなどをめぐるトラブルは一度も目にしなかったと伝えた。今回は子どもを連れての日本旅行ということで、非常にたくさんの写真を掲載しているが、子どもが楽しそうに笑顔で写っているのが印象的だ。きっとこの親子は日本で素晴らしい時を過ごしたに違いない。この中国人も「幼少の頃に刷り込まれた悪い日本」というイメージも完全に払拭されたのではないだろうか。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)