中国メディア・今日頭条は22日、「中国と日本の大都市における夜の明るさの地図を比較して、見えてくるものは何だろうか」とする記事を掲載した。昼間はなかなか見えないある状況が、夜になるとはっきりと描き出されるのだという。
 
 記事は「近ごろ夜の明かりの地図が人気を集めている。その場所の明るさと人口密度、経済の繁栄ぶりは密接に関わっているのだ」と紹介。そのうえで、中国と日本の各大都市に出現する「明かりの輪」の大きさを比較している。
 
 まず、広東省に存在する珠江デルタを取り上げた。夜の明かりが盛んについている地域の輪が直径140キロメートルにも及んでおり、深セン、東莞、広州、仏山といった都市の境界がなくなっていると伝えた。一方、上海の明かりの輪は直径約60キロメートルと珠江デルタよりも小さいうえ、周辺にある蘇州、さらには杭州などともつながっていないことを紹介した。
 
 さらに北京は50キロメートルほどで、天津や周辺都市とつながっておらず、明かりの輪が市の中心地域に留まっていると説明。内陸地域では上海より面積の広い湖北省武漢市の明かりの輪が直径26キロメートルと、上海よりもはるかに小さい状況に留まっていることを伝えている。
 
 その一方で、東京は区部が600平方キロメートル、都全体も2000平方キロメートルと武漢の4分の1、上海の3分の1の面積しかないにもかかわらず、明かりの輪は直径80キロメートルに達しており、明るくなっている地域の面積は6000平方キロメートルにも及ぶと紹介。すでに都市間の境界が消え去って「都市群」が形成されており、この状況は大阪・京都・兵庫・奈良といった関西圏でも同様であるとした。
 
 記事は、日本のように複数の都市が明かりの輪でつながり、「都市群」を形成している状況は、中国では珠江デルタぐらいでしか見られないと指摘。単発的な都市の発展から一歩進んで「都市群」の形成が課題となっているとの見方を示した。同時に、珠江デルタの都市群はすでに世界的なレベルに成長しており「140キロメートルの巨大な輪が持つ潜在力は無限である」とも解説している。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)