警視庁によれば、2016年に東京都内で遺失物として警察に届けられた現金は前年比7.3%増の約36億7000万円に達した。これだけのお金が落とし物として警察に届けられたというのは驚きであり、拾ったお金をネコババせず警察に届けるという正直な人がそれだけ多いということだ。この金額は東京都内だけのケースだが、「落し物」を警察に届けるというのは多くの日本人が取る正しい行動だ。
 
 日本では落し物をしても無事発見される可能性が高いということは中国でも広く知られているが、日本滞在中の中国人がこの事実を改めて立証したようだ。中国メディアの今日頭条は16日、日本で携帯電話を紛失してしまったという中国人の手記を掲載し、「携帯電話がすぐに見つかった」と伝えている。
 
 この中国人は京都滞在中に携帯電話を紛失してしまったという。今や携帯電話は個人情報がたくさん入っており、この中国人もたくさんの思い出を写した写真がデータとして入っていたようだ。
 
 大事な携帯電話を紛失したことに落胆しつつも、宿泊先のスタッフの協力のもと訪れた店に一軒一軒、携帯電話が落ちていなかったかを電話で確認したという。だが、店側からの回答はいずれも「見当たらない」というものだったそうで、改めて気落ちしながら警察に届け出ることにしたという。
 
 警察署を訪れてみると、非常に優しい女性が対応してくれたそうだ。日本語ができる友人の助けを得て、携帯電話を紛失したことを届け出たというが、その後、中国人が移動の際に利用した駅に電話して見たところ、何と駅に携帯電話が落し物として届けられていたそうだ。その後、紛失した携帯電話は無事にこの中国人の手元に戻ったようで、詳しい経緯は記載されていないが「最高に嬉しい」と綴っている。
 
 「日本では落し物をしても無事発見される可能性が高い」ことを綴った当記事には、中国人ネットユーザーから多くのコメントが寄せられている。「やっぱり日本は日本だった。日本では落し物をしたからといって落胆する必要がないんだ」、「自分が聞いた話では、日本では物を落としても、落とした場所に戻ると物がそのままそこにあるらしい」、「これが日本なんだよな。日本が先進国になったのも分かる気がする」など、落し物が無事に手元に戻ってくる日本社会を称賛する声が多く見られた。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)