日本自動販売機工業会によれば2016年12月末時点における日本の自販機及び自動サービス機の普及台数は約494万台に達した。日本の人口当たりの自販機普及台数は世界最多だ。日本人にとって非常に身近な存在である自販機だが、外国人から見るとその数や普及度合いは驚きの対象のようだ。
 
 香港メディアの鳳凰網はこのほど、ある外国人が考察した「日本に自販機が多い理由」について紹介する記事を掲載した。
 
 記事は、「日本に自販機が多い理由」を複数挙げているが、まず1つ目は「日本社会の高齢化」を挙げている。日本の平均年齢は46歳と高く、人件費も高いため、人間より機械の方が安上がりだと紹介。飲料の自販機のみならず、飲食店では券売機を設置することで人件費を抑え、労働力不足を補っていると論じた。
 
 また日本のアニメや漫画を観ると解るように、「日本人はあらゆる物が機械化されることを夢に見ている」と主張し、日本人は機械が好きなだけでなく、「あらゆるものが自動化されることが最も便利と考えている」と論じた。
 
 また、「多くの日本人が時間を厳守する」ように、日本人は時間と効率をとても重要視しており、自販機であれば時間の節約になるため歓迎されていると主張した。確かに中国では買い物をした際に渡されるお釣りの金額が正確かどうか、購入した商品が欠陥なく箱の中に入っているかなどを確認する必要があるが、自販機であればお釣りの生活さ商品の真贋を疑う必要はない。
 
 ほかにも記事は日本の治安の良さ、日本の硬貨の流通量なども「日本に自販機が多い理由」に挙げている。中国でも近年、駅や空港などを中心に自販機が増えつつあるが、過去には街中に設置された自販機があっという間に壊され、商品や売り上げが盗まれる事件が起きている。人手不足や人件費抑制といったニーズがあっても治安が悪ければ自販機の設置は進まないと考えられ、日本に自販機が数多くあるのはやはり「治安が良く、安心して設置できる」という要因が大きいのではないだろうか。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)