受けた教育や周りの環境から、日本に対して嫌悪感を抱いている中国人は少なからず存在する。しかし、日本を実際に訪れ、日本の文化やもてなしを身を以て体験すると、教育で教えられた内容や、もともと持っていた日本に対するイメージと現実の日本は、まったく違うことに気付くようだ。
 
 中国メディアの一点資訊はこのほど、「なぜ日本はこんなにも恐ろしい国なのか」と疑問を投げかけ、中国人旅行客が来日した際に宿泊した、京都の宿での出来事について紹介する記事を掲載した。
 
 まず記事は、「日本について嫌いかと聞かれれば、歴史的背景を考えると嫌いと言わざるを得ない」とする一方、「好きかと聞かれれば、漫画や映画、そして美味しい食べ物があるため、好きと答えるだろう」と主張し、日本に対して非常に複雑な感情を抱いていることを紹介した。
 
 続けて、この中国人が京都の旅館に宿泊した時の出来事を紹介。当日はあいにく、小雨が降っていたそうだが、到着早々、旅館のスタッフが「雨が降っているというだけで、ほとんど汚れていない荷物を丁寧に拭いてくれた」と紹介。さらに「チェックインを待っているごく短い時間に荷物をすべて部屋まで運んでくれた」ことを紹介し、その気配りと迅速な対応に驚きを示した。
 
 さらに「チェックインの際、旅館側から2分ほど待つように言われた」ことを紹介。2分後、部屋に通されると、「部屋にお湯が準備されていて、すぐに温かいお茶が飲めるようになっていた」ことを紹介した。道中の疲れを癒そうとした日本の旅館ならではの心配りに、この中国人は再び「唖然」としてしまったのだという。
 
 日本では中国人旅行客に対して、「声がうるさい」、「日本のルールを守らない」といった報道がなされているにもかかわらず、この旅館では、中国人一行に対して、笑顔で丁寧に接客してくれたと称賛した。
 
 また記事は、日本滞在中に居酒屋を訪れてみると、普段は静かな日本人が酒を飲みながら大声で話をしていたと紹介し、「普段の静かな姿は自らを律している結果」であることが理解できたと伝え、誰もが周囲に配慮しつつ、自らを厳しく律することのできる日本人は「恐ろしい」と伝えている。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)