今の日本では、外出する際に水筒を持ち歩かなくても、少々のコインさえポケットに入っていれば、街頭に数多と存在する自動販売機で飲み物を買うことができる。「ここまで多くなくても」と思うこともしばしばあるが、一方で自動販売機は、日本人の生活に欠かせない存在となっているのは間違いない。
 
 中国メディア・今日頭条は11日「どうして日本では自動販売機がこんなにも氾濫しているのか」とする記事を掲載した。記事が挙げた理由は「人件費の高騰」、「地価の高騰」、「日本人の機械、自動化好き」、「コイン文化」、「機械の寿命が長く、メンテナンスのコストが低い」、「治安の良さ」、「歩いて移動する人が多い」、「生活リズムが速い」の8つだ。
 
 「人件費の高騰」については少子高齢化との関係性を論じており、飲料の自動販売機のみならず、飲食店でも人件費削減のために自動券売機が多く設置されていると紹介した。「日本人の機械好き」では、「日本のアニメを見たことのある人であれば分かるはず。日本人は機械や自動化に対する志向性が強く、熱心に研究してきた。自動販売機よりも便利な機械はあるだろうか」としている。
 
 機械の寿命の長さや、治安の良さは、販売機が壊れる、あるいは壊されるリスクの低さが販売機の設置に適するレベルであることを説明するものだ。また記事によれば、日本人は歩いて移動する人が多いことで、自動販売機の使用率が高いとのこと。自動車での移動が多い国では利用される機会が減るため、普及しないのだという。
 
 記事の指摘するように、日本の自動販売機文化はさまざまな要因が複雑に重なり合って生まれ、発展したと言える。今後も数えきれないほどの自動販売機が日本人の喉の渇きを癒してくれるとともに、初めて日本を訪れた外国人観光客を驚嘆させることだろう。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:(C)tupungato/123RF)