中国で不動産バブルが生じていると指摘されて久しい。中国人男性は結婚するにあたって不動産を所有していることが条件とされることが多く、高騰した不動産をローンを組んで購入する人が多い。

 莫大な額のローンを抱え、収入のほとんどをローン返済に充てる人は中国で「房奴」と呼ばれる。中国語で「部屋」のことを「房子」と呼び、「奴」は「奴隷」の意味であり、持ち家のために奴隷のように働かざるを得ない人を指す言葉だ。

 中国メディアの今日頭条はこのほど、日本で不動産を購入したという中国人男性を紹介する記事を掲載し、「同じ房奴なら、日本で不動産を購入したほうがよっぽど幸せだ」と論じる記事を掲載した。

 記事が紹介している日本で不動産を購入したという中国人男性は、高校卒業後に日本に留学し、そのまま日本で就職し、35年ローンを組んで広さ80平米の中古マンションを購入したのだという。

 中国人男性が購入にあたって内覧をした際には壁や天井など汚れがある箇所はわかりやすいように目印がついていて、購入後のトラブルが起きないよう配慮がなされていたと紹介し、「この1点だけでも日本人のビジネス上の誠実さが見て取れる」と論じた。

 記事は、この中国人男性が購入したマンションについて、写真を複数掲載しているが、ホテルのようなモダンな内装が特徴的であり、「日本のマンションは中国国内のマンションとは大違いだ」とし、何より日本では「違法建築物をつかまされる心配がない」と指摘。また、共用部を勝手に占有する住民やゴミを放置する人も少ないとし、その住環境の良さから「同じ房奴なら、日本で不動産を購入したほうがよっぽど幸せだ」と伝えている。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)