日本では近年、寿司や蕎麦だけでなく、イタリアン、フレンチなども立ち食い形式で提供する店が増えている。店側からすれば客の回転率が上がり、料理を安価で提供できるメリットがあるうえ、客側にとっては美味しい料理を安く、気軽に楽しめるようになった。

 中国では歩きながら軽食を食べる人はいても、友人や知人との食事を立ったまま取るという文化が基本的にないため、日本の立ち食い文化は目新しく、そして理解し難いことに映るようだ。中国メディアの捜狐はこのほど、「なぜ日本人は立ったまま食事をするのか」と疑問を投げかける記事を掲載した。

 記事は、日本で立ち食いの文化が広まったのは「江戸時代のころだった」と伝え、寿司や蕎麦は立ち食い形式で食べるのが流行したと紹介。一方、現代の日本では立ち食いは「速すぎる生活リズムの中で生きる日本人にとって重要な存在だ」と伝え、忙しい日本人にとって駅のプラットホームなどで安く食事できるため重宝されていると指摘した。

 一方、日本では「中国国内で一般的に高級料理と認識されている寿司も立ち食い形式で提供されている」と紹介し、なかには回転寿司より安い価格で握り寿司を提供する店もあり、大人気だと紹介。そのほか、ステーキやフレンチといった「一般的には座って食べるとされる料理まで立ち食い形式で提供する店もある」と伝えた。

 中国ではほとんど見られない「立ち食い」の店について、記事は「立ったまま食べることは特に健康に悪影響はなさそうで、むしろ足腰を鍛えることにもなりそう」だとし、腹割りの贅肉が気になる人には良い食べ方なのかもしれないと主張。中国人にとっては慣れない食べ方であるものの、日本同様に生活リズムが速くなりつつある中国でも「時には立ち食いがあったら便利なのに」と思うことはあると伝えている。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)