中国では一般的に玄関で靴を脱ぐ習慣がない。そのため、日本の靴を脱いで家に入るという習慣は、多くの中国人の興味を引く話題になるようだ。中国メディアの捜狐は6日、「なぜ日本人は玄関で靴を脱ぐのか」と疑問を投げかけ、日本の靴を脱ぐ文化について紹介している。

 記事はまず、日本を訪れたことのある中国人ならば誰もが知っていることとして「日本では玄関で靴を脱ぐ必要がある」ことや「和室ではスリッパも脱ぐ必要がある」ことを挙げ、さらに「トイレでは専用のスリッパに履き替える必要がある」ことを写真とともに紹介している。

 さらに、日本では学校でも、小学校から高校まで下駄箱があり、靴と上履きに履き替えることを学校の昇降口の写真と共に紹介した。その理由については、「学校内を清潔できれいな状態を保つため」であることを紹介した。さらに重要なこととして「日本の学校は皆同じ上履きを履く」と指摘し、家庭環境がどうであったとしても、同じ上履きに履き替えることによって、生徒は皆平等であることを教えていると紹介した。

 最後に記事は補足として、「日本では、神社仏閣の建物の中に入る際にも靴を脱ぐ必要がある」としながらも、「靴を脱いでも裸足はマナー違反であり、靴下は履いている必要がある」ことを紹介。靴を脱ぐ習慣がない中国人にとって見れば、「屋内に入るときは靴を脱ぐ」という日本の習慣は複雑で難しいと伝えている。

 中国の家は玄関の扉を開けるとすぐリビングとなる構造が一般的だ。日本で見られるように玄関から廊下があって居間という構造はほとんど見られない。そのため、中国では友人が家に訪ねてきた際に自分から一言、「靴を脱いで欲しい」と言わない限り、客人は靴を履いたまま家の中に入ってくることになる。もちろん、家の外と中で靴を履き替える中国人もいるが、外用の靴は家の中に置くスペースがないためか、玄関ドアの外に並べてあることが多い。場所が変われば人の習慣も変わってくるが、日本の「玄関で靴を脱ぐ習慣」は、中国人からしても興味深い習慣のようだ。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)