中国ではしばしば日本のサッカー文化を自国と比較してその差を論じる文章を見かけるが、比較の対象になるのはたいがい青少年だ。しかし、日本ではサッカーは若者だけのスポーツではない。中高年者がサッカーに興じるという点においても、日本と中国には少なからぬ差があるのだ。

 中国メディア・今日頭条は7日、日本でこのほど60歳以上の選手で構成されたチームによるサッカー選手権が開催され、すでに還暦を過ぎた選手たちがはつらつとしたプレーを見せたことを紹介する記事を掲載した。

 記事は、先日行われた第17回全国シニア(60歳以上)サッカー大会の決勝が行われ、千葉四十雀が宮城フェニックスをPK戦の末に下して優勝を果たしたと紹介。前半と後半で両チームが挙げた4得点はいずれも鮮やかなシュートによって生まれたゴールであり、特に千葉四十雀が同点に追いついた62歳の選手による遠い距離からのループシュートが美しかったことを伝えた。

 また、「試合の様子からは、60歳あまりの人たちがサッカーをしているようには到底見えない」と選手たちの若々しさを評するとともに「サッカーに対する十分な愛と努力があれば、その結果は人を裏切らないのだ。中国の子どもたちがスマホゲームで遊び、高齢者が広場ダンスをしているころ、隣の日本の若者やお年寄りはボールを蹴っているのである」とし、社会におけるサッカー文化の浸透ぶりに大きな差があることを説明している。

 還暦を迎えた選手たちの元気なプレーを見た中国のネットユーザーからは「これで日本のサッカーが中国より強い理由が分かった」、「みんな素晴らしい体力だ」、「動きがとてもリズミカル」、「本当に60歳なのか?」、「ニュースでは日本の高齢化が深刻化していると言っていたが・・・」といった感嘆混じりのコメントが多く寄せられた。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)