日本の準天頂衛星「みちびき2号機」が1日、鹿児島県の種子島宇宙センターから打ち上げられた。中国メディアの捜狐は3日、この日本版GPSとも呼ばれる測位システムについて伝え、「日本は中国の北斗の精度を超える気だ」とする記事を掲載した。

 現在、世界には4種類の衛星測位システムがある。米国の全地球測位システム(GPS)、ロシアのグロナス、ヨーロッパのガリレオ、そして、中国の北斗だ。記事は、日本がみちびき2号機を打ち上げるに至ったいきさつを簡単に説明した。

 これまで、地上の位置情報にはみちびき1号機と米国のGPS衛星が利用されてきたが、山間部や高層ビルで電波がさえぎられると、数メートルもの誤差も生じたため、日本は何としても日本版GPSを作る決意を固めたとした。

 報道によると、三菱電機とNEC、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が精度の高い新たな位置測定技術を共同開発した。現在のGPSと比べ位置の測定誤差を1000分の1の1センチ程度にできるという。記事は、これが本当なら「中国の北斗をしのぐ精度だ」と驚きを示した。

 また、軍事専門家による話として、さらに複数のみちびきが打ち上げられれば、日本版GPSは24時間ずっと日本をカバーできると指摘したほか、測位システムの精度が「センチ単位」ということになれば、それは軍用レベルに相当すると主張、ミサイル誘導のために正確な位置情報を送ることもできることを意味している、と危機感も示したという。

 日本政府は、2017年度中に3号機、4号機も打ち上げ、18年からサービスを開始させたいとしている。今後は位置情報の精度向上が期待できそうだ。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)