中国では7日より全国の大学統一入試がスタートする。日本と異なり中国の大学入試はこの試験一発勝負。学歴が重視される社会において人生を左右する一大イベントであり、親の期待を背負った学生たちのプレッシャーはさぞや大きいことだろう。そんな受験生たちを「たい焼き」で励ます日本人が、四川省成都市にいた。中国メディア・今日頭条が2日報じた。

 記事は、大学統一入試本番1週間前に当たった5月31日、四川省成都市に4年間住んでいる日本人男性・天本龍司さんが同市内にある3つの高校の3年生に、大学受験の成功を祈願する縁起物としてお手製のたい焼きをプレゼントしたと紹介した。

 天本さんは4年前、旅行にやって来た成都で友人に誘われ、軽食店を開業。2015年から市内の高校の入口で、間もなく大学入試を迎える生徒たちにたい焼きをプレゼントする取り組みを始めたという。記事は「日本ではお祝いの時に鯛を食べる習慣があるので、たい焼きも幸運を呼び込む」と天本さんが説明したことを伝えている。

 この日は店を1日休みにして、バスで1時間かけて学校に到着。あらかじめ午後0時半に約束していた生徒たちに「両親に感謝を」などの一言メッセージが添えられたたい焼きを配布した。記事は、天本さんからたい焼きを受け取る女子生徒たちの様子を撮影した画像を紹介。屈託のない笑顔を見せる生徒たちからは、天本さんからの心のこもった贈り物を大いに喜んでいる様子が伺える。その味は、終生忘れられないものになるかもしれない。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)