卓球の世界選手権個人戦で、平野美宇選手は日本勢の女子シングルスとして48年ぶりとなるメダルを獲得したが、準決勝で対戦した丁寧選手に1−4で破れ、世界選手権の制覇はならなかった。

 平野選手は4月のアジア選手権で丁寧選手に勝っており、中国に大きな衝撃を与えただけに、今回の対戦は中国でも非常に大きな注目を集めたが、中国メディアの捜狐は3日、「平野美宇は日本勢として48年ぶりの快挙を成し遂げた」と評価する一方で、「わが国の丁寧が1人で抗日を成し遂げた」と主張した。

 世界選手権では中国側も平野選手を警戒し、対策を講じてきたことがうかがえるが、記事は「平野選手は組み合わせ抽選で中国人選手のいないブロックに入るという強運ぶりを見せつけた」と紹介しつつ、準々決勝でシンガポールのフェン・ティアンウェイを寄せ付けず、世界卓球で48年間もメダルを獲得できずにいた日本女子卓球界に再びメダルをもたらしたと紹介、「平野美宇は日本卓球界の希望になった」と論じた。

 一方、準決勝で平野選手が対戦した丁寧選手について「1人での抗日に挑み、アジア選手権での雪辱を果たした」ことを伝えた。

 丁寧選手が平野選手にアジア選手権での「借りを返した」ことについて、中国ネット上の反応を見てみると、歓喜の声が当然多かったものの、「平野選手はまだ若く、これからさらに伸びる」などと評価する声が多かった。中国の簡易投稿サイト・微博(ウェイボー)では「平野選手はまだ17歳だ。今後は中国人選手が負ける機会が増えるはずだ」といったコメントが寄せられており、中国人ネットユーザーから多くの支持を得ていた。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)